カナダ最初の1カ月

オンタリオ、ハミルトンへ

最初の1カ月は、カナダのハミルトンという場所に滞在していました。出発前一年間働いていた大学のトレーニング施設に、博士研究員として短期留学に来ていたカナダ人と仲良くなったのがきっかけで、彼が住んでいるハミルトンにとりあえず行くことになりました。

トロントやバンクーバーと比べると日本人も少なく、現地の環境に慣れるのにはちょうど良いと思ったのもここに決断した理由の一つです。

当初の計画では初めの2、3カ月は語学学校でも通いつつ、コネクションを利用して現場に出る機会を探そうと思っていました。

カナダに到着するなり、これまでもしばしば連絡を取らせていただいていたRaptorsのマネジメントスタッフの方に連絡し、ストレングスコーチ/アスレティックセラピストの方、そしてフィジオの方のお話を聞くこともできました。

出鼻の挫き

しかし、「インターンさせてください!」と言って簡単に足を踏み入れられるほど、甘い世界ではありませんでした。(薄々、いや、はっきりとわかってはいた。)

実際に現地でチームで働いている人に会っても、向こうからしたら私は「日本からよく来たね!」ぐらいの印象で留まってることは容易に想像できました。

現実問題、Raptorsの例で言えば、“WAYNE & THERESA EMBRY FELLOWSHIP”という、有給のインターンのシステムがしっかりと確立されており、毎年選考の末に1~2人が採用され、シーズンを通じてチームのほぼ全てのスポット(スカウティング、メディカル、ストレングス、イクイップメント、マネジメント…)をローテーションでカバーし経験を積めるという素晴らしい機会があります。

そしてその応募条件はCanadianであること、でした。

実はこのFellowshipは、私がRaptarsの方々に初めてお会いした年(2017年)に始まったこともあり、その際にもスタッフの方から聞いていたのですが、何とか裏口から滑り込めるんじゃないかという甘い考えがあったので、直接頼んでみましたが、やはり持ち出されたのはこのFellowshipを通じたチームへの入り口のみでした。

早めに出鼻を挫かれて良かった気もしたのですが、皆さんがアドバイスしてくれたのは、まずは大学レベルの現場で経験を積み、ヘッド/リードS&Cとしての経歴をつけ、そこから機会を伺ってみるというのが一番堅実なやり方ではないか、ということでした(みなさん口を揃えてカナダ人と結婚するのが一番早いと言ってきました(笑))。

特に私はこっちの大学を出ているわけではないので、そのコネ無しでプロチームで働く機会をつかむということは簡単ではない、ということを踏まえた上での助言をいただきました。

Brock Universityへのインターン

そんなこんなで到着して1、2週間で打ちひしがれながら、ハミルトンにある格安の語学学校に入ることができたので、生活のルーティーンをとりあえず手に入れたところでした。

現地で生活していても英語力で困ることはほとんどないですし、語学学校に通った意味があったのかは定かではありませんが、そこで出会った友人とは今でも連絡を取り合っていますし、何より“外国人”として異国の地で暮らす人々とつながり、いろいろなチャレンジや苦労を共有できることはとても大切だったと思います。

そんな中、頂いたアドバイスを参考に、インターンを含めた仕事の求人に応募し始めていたのですが、応募1件目で面接にこぎつけることができ、面接を無事パスできたため、早々にインターンをすることが決まりました。

インターンの現場は、Brock UniversityというSt. Catherinesという地域(ナイアガラの滝の近く)にある大学施設で、“Summer Sports Performance Internship”という4カ月間の無給インターンプログラムでした。

いきなり選考を通ることができたのは、インターンプログラムを管轄しているコーチが私と同じEdith Cowan University出身であったことが大きいと思っていますが、このBrockのプログラムはカナダの中でも有数のプログラムとして認識されており、4人いるリードコーチたちは現場だけでなく学術経験も豊富な優秀なコーチたちでした。

ということで、語学学校はほんの1カ月経たないうちに終了し、引っ越すことになりました…。

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