新型コロナの影響による行動制限が徐々に緩和される中、仕事形態も徐々に戻り始めています。
現場指導に戻れることが嬉しいと感じる一方で、オンラインの指導機会が増えたことで、再認識できた大切なこともありました。この“気付き”を無駄にせず、これからの運動指導に確実に活かしていきたいと思っています。
新型コロナの影響による行動制限が徐々に緩和される中、仕事形態も徐々に戻り始めています。
現場指導に戻れることが嬉しいと感じる一方で、オンラインの指導機会が増えたことで、再認識できた大切なこともありました。この“気付き”を無駄にせず、これからの運動指導に確実に活かしていきたいと思っています。
新型コロナウイルス感染症に伴う行動規制から、世界でも自粛緩和に向けての取り組みが進む中、“第2波”への懸念が取り沙汰されています。
スポーツ競技者や運動に取り組む人々は、この新たな「感染のリスク」に加えて、「もう1つのリスク」を考える必要があります。
それが運動の裏に潜む、「重篤な傷害」へのリスクです。
当たり前のように自分の周りにあったスポーツや運動が、当たり前に享受できなくなってしまった今、改めて自分の人生はスポーツなくして成り立たないものなのだと痛感しました(もちろん職業柄当たり前ではあるけれど)。
新しく就くことが決まったチームも、個人事業も、トレーニングジムも、お気に入りのNBAも、すべてこれまで通りはいかなくなってしまっています。
そんな今だからこそ、普段から常々考えている“つもり”だった「スポーツの価値を享受する」ことについて、再考してみようと思いました。
現地時間の1月26日午前、ヘリコプターの墜落事故によって元NBA選手のKobe Bryant(コービー・ブライアント)とその娘のGianna(ジアナ)を含む、9人の方が亡くなった。
ちょうどブログ(『特異的トレーニング』を再考する)を書いている途中で、大学時代の教授がこの研究論文(1)をシェアしていたので目に触れたのですが、「特異性」について考えている中でこのような記事を見てしまったことで、色々と余計に考えてしまったことがありました。
「トレーニングの原則」の中の一つに、「特異性の原則(Specific adaptation to imposed demands: SAID)」というものがあります。
SAIDは、生体は課された刺激に応じた適応をする(しかしない)(1)ことを説明しており、目的=競技力向上のためには、その競技に基づいた動作でもって、トレーニングを行う必要があるということです。
ひと繋ぎではあるが、決して同一線上にはない、「トレーニング」と「競技(そのもの)」。「特異的トレーニング」とは、ただ「競技動作を真似たトレーニング」である、と解釈していいのでしょうか。
トレーニングにおいて「特異的」であること。それは決して競技力向上のための「近道」ではない…。
メディカルに関わる決断において、コーチングスタッフが口を挟むべきではない。
最近身の回りで色々あって、これについて自分でも考えていたタイミングで、丁度よく興味深い調査結果がリリースされました。
コーチは選手を引っ張って導くのが仕事。では、トレーナーは?
もともとスポーツ界には必要なかったであろうトレーナーという役職。にも関わらず、今この道のプロとして生きていく理由。
私の頭の中にぼんやりとはあったものの、はっきりとはしなかった、“勝つ”ということ以外の、もうひとつの“やりがい”が見えてきました。
②では、このトロント滞在のもう一つの大きな目的であった、Toronto FCでの経験について主に書いていきたいと思います。
Raptorsの時とはまた違って、こちらは実際の“現場”に立ち入ることができました。それは自分にとってとても刺激的なことでしたし、今の自分を省みるきっかけにもなりました。
こんにちは。トレーナーの猿渡です。
5/20~の6日間、カナダのトロントに行ってきました。少し長くなるので、2つに分けてまとめていこうと思います。
今回の主な目的は、
・NBA、Toronto RaptorsのGM
・MLS、Toronto FC の日本人トレーナー(セラピスト)
この2つでした。
ここではまず、Toronto Raptorsでの事について書いていきます。